この都市伝説は、何十年もある話しではあるのですが、実際に似たような現実の事件もあるので、あながち都市伝説ではないのでは?とも思っています。
助けて
ある小学校で起きた話
夏休み前の大掃除を全校生徒で行っていた。
ある生徒が旧校舎の理科準備室を掃除していると、地下へ続く扉を見つけた。
興味本位で懐中電灯を手に取り、細い階段を下りようと足をかけた瞬間、階段が崩れ、真下へ落ちてしまった。その拍子に扉も閉まってしまったのだ。
生徒が一人いなくなったことで、村中が大騒ぎとなった。
何人かの生徒が理科準備室を覗きに来たが、地下へ続く扉を見つけることはできなかった。また、落下の衝撃で彼は気を失っており、声を出すこともできなかった。
学校内で見つからないと判断されたため、大人たちは山狩りを行った。しかし、意識を取り戻した彼が助けを呼んでも、声が届く距離に人はおらず、反応はなかった。
その後、彼は行方不明扱いとなり、夏休みが始まった。
9月になり、沈痛な面持ちで2学期が始まった生徒たち。
そんなある日、偶然理科準備室に道具を取りに来た一人の生徒が、異臭に気付き、奥に隠された扉を発見して先生に報告した。
先生が鉄製の梯子を持って地下へ降りると、男子生徒の遺体を発見した。
壁には滲んだ血で「たすけて」と書かれていた。
昔、某ファーストフードでバイトしていた時にウォークインの冷凍庫があってその中で作業をしていた同僚が温度が下がるといけないから、とドアを閉めて作業をしていたところ、中からも開くはずの扉が壊れてしまって開かなくなったことがありました。
その時は無断で帰ったのか!?なんてお店で騒ぎになり、30分位して、事務所に荷物もあるし、まさか冷凍庫に・・・?と開けたら真っ青になった同僚がいたなんてことが有りました。
それから随分たってからですが、東京のビルの間から腐敗した遺体が見つかった、と言うニュースが流れていて、確か不注意で上階から転落してしまったようですが、誰もその時は見つけられなかったようで後々見つかった、と言うニュースがあります。
アメリカでは、業務用冷凍庫の後ろから10年前に行方不明になった店員の遺体が見つかったなんてニュースもあるので、あながちこう言った事は起きやすいのかもしれません。
その辺は見た、と思い込んでしまうと人って中々見つけられない。また、そこにはいないだろ、という所にも人間は案外入り込めたりするので、そういった思い込みは良くないという教訓的な話しではあるのだと思います。
おすすめの書籍
都市伝説の話しを読みたいなら、日本人なら、松山ひろし氏の書籍が面白いと思います。
昔webサイト「現代奇談」を良く読んでいました。そちらのサイトは閉鎖されてしまっていますが、書籍がいくつかでているのでオススメです。
民族学的に学びたい場合は、ジャン・ハロルド・ブルンヴァン氏の書籍が面白いのですが、日本語のKindle本や、そもそも書籍も手に入り辛いのが残念。もし、興味があったら古本などで探して購入してみても面白いと思います。