深淵探訪

これは友達の友達から聞いた話

都市伝説:砂嵐

テレビを深夜まで見ることもなくなりつつある現代で、消えつつあるとも言える都市伝説。まぁ、少し前に書いた都市伝説みたいにパソコンのディスプレイ、そしてスマホの画面とおそらく変わりつつあるのだろうけれども。


テレビの砂嵐に映るのは・・・

これは友達の友達から聞いた話なんだけれども

金曜日の夜。ある男性はテレビを点けたまま寝てしまっていた。

明日は仕事も休みだ、と酒を浴びながらテレビを見ていた為、日ごろの疲れも相まって、そのまま眠ってしまっていた。

突然誰かに呼ばれたような気がした。男はゆっくりと目を開ける。

テレビが点けっぱなしで、既に放送が終了していて砂嵐が流れていた。男は、おかしいな、と思いながらテレビを消そうとリモコンに手を伸ばす。その時、砂嵐の中にゆっくりと名前が浮かび上がり、不気味な声で読み上げていた。

男は固唾を呑みながら、砂嵐を見つめている。知らない名前が浮かび上がり、その度に不気味な声で読み上げられる。どれくらいの時がたっただろうか。突然、本日のリストは以上です。と言うアナウンスと共にテレビの電源が切れた。

男は急いでテレビの電源を付けたが、既に早朝のテレビ番組が始まっていた。

男はその日の夕方、買い物に行く途中に車に跳ねられて死んだという。

実は砂嵐は、明日死ぬ人間の名前を読み上げていたのだ。


まとめ

砂嵐や放送テストの画面は老若男女問わず、不思議と不安にさせる何かがあると思います。その不安を逆手にとった都市伝説と言えるかと。

この都市伝説は様々なパターンがあり、名前のリストは実は国営放送局の代金未払い者のリストだったり、砂嵐に人が写り込んだりと、共通するのは放送終了後の砂嵐の後に、と言う点でその後異変が起きる、と言うものです。

電波ジャック、というのは実際に起こりえるのか、と言う点から考えるとアナログのころより、windowやLinuxなどのOSを使用している現代の方が起こりやすいとのこと。

実際に、2022年のウクライナ戦争でロシア側のテレビ局がアノニマスにジャックされ、ウクライナでの爆撃の様子を伝える映像を流す事件がありました。最近投稿された動画なので、実際に流れたのか、と言う真偽では確かと言えないところが現代の怖いところではありますが。


おすすめの書籍

都市伝説の話しを読みたいなら、日本人なら、松山ひろし氏の書籍が面白いと思います。

昔webサイト「現代奇談」を良く読んでいました。そちらのサイトは閉鎖されてしまっていますが、書籍がいくつかでているのでオススメです。

Amazonで購入する

民族学的に学びたい場合は、ジャン・ハロルド・ブルンヴァン氏の書籍が面白いのですが、日本語のKindle本や、そもそも書籍も手に入り辛いのが残念。もし、興味があったら古本などで探して購入してみても面白いと思います。

次へ 投稿

前へ 投稿

© 2025 深淵探訪

テーマの著者 Anders Norén